設計と制御アルゴリズムで効率を最適化

圧縮エア生成に要する電気料金が、工場全体の電気料金の60%以上を占めていることをご存じでしたか? さらに、そのエネルギー消費の費用がブロワのライフサイクルコストの90%以上を占めることもあるのです。 アトラスコプコの新世代ZB磁気ターボブロワは、エネルギー消費量の削減と利益率の向上に貢献します。

・磁気ベアリング技術により物理的な接触を排除し、機械的摩擦や摩耗が発生しない高効率運転が可能

・インペラとモータを直結し、従来のギヤ駆動やベルト駆動と比較して損失を最小化。

・プレミアムラビリンスシール装備で、圧縮段のエア漏れとエネルギー損失を低減

最適な冷却

熱は、コンポーネントの最大の敵です。 熱は、コンポーネントの寿命だけでなく効率にも影響します。 アトラスコプコは、空冷と水冷の両者を組み合わせることで、極めてコンパクトで信頼性の高い設計を実現し、高い出力範囲を提供します。 モータから磁気ベアリングまで、あらゆる主要部品が低温で動作し、市場で一般的な既存の冷却システムと比較して長い寿命を実現します。 空冷と水冷の冷却系統は、相互に独立し、外部条件の変動の影響を受けずに動作するため、あらゆる条件下でモジュールの内部温度を一定に保つことができます。 サーモスタットバルブとVSD駆動クーラファンにより、モータとメイン周波数インバータの冷却水は、確実に最適な温度を維持します。 冷却水温度を適正レベルに設定することにより、モータと周波数インバータの効率と信頼性を最大化します。

適切なインペラ設計の選択

インペラタイプの素材は、お使いのユニットのターンダウンと効率を決定づける重要な要素です。 インペラの材質、重量、形状(例:後退翼形状)によって、エア流の効率と必要な出力が決まります。 例えば、表面が粗いと発生する乱流が大きくなり、インペラが重いと必要出力が大きくなり、効率が低下します。 アトラスコプコの専門家は、さまざまな流量と圧力に合わせた専用設計の後退翼型インペラを各種用意することにより、いつでもお客様の用途に最適なエネルギー効率の高いソリューションを提供できます。

IE 5モータ

アトラスコプコのユニットは、IE 5レベルを達成したモータをすべて備えています。 IE5(国際効率表示5)は、広く認められた国際規格による分類です。 高度なIE 5レベルを達成したアトラスコプコのモータは、ブロワのエネルギー消費をさらに削減するために有用です。